タイ・バンコク中心部のショッピングモールのトイレで、ごみ袋に入れられた新生児の遺体が見つかった。現場は日本人在住者も多いスクンビット通り沿いのクロントゥーイ区にある商業施設で、在タイ日本人の間にも衝撃が広がっている。
3月20日午後4時24分、トイレの清掃員から通報を受けたトンロー警察署の捜査チームが鑑識官らとともに現場に急行した。トンロー署はスクンビット通り周辺を管轄し、日本人駐在員が多く暮らすエリアでもある。
清掃員の証言によると、午後4時ごろにトイレ内のごみを回収していたところ、一番端の個室に不自然に重い黒いごみ袋が置かれていることに気づいた。不審に思い、女性用トイレに隣接する物置に袋を移して警備員に連絡。袋を開けたところ、中から男児の新生児の遺体が見つかったため、ただちに警察へ通報したという。初期検査では、遺体にあざや外傷は確認されなかった。
警察は現在、施設内の防犯カメラの映像解析と目撃者への聞き取りを進めており、遺棄した人物の特定を急いでいる。
さらに、同じバンコク市内では前日にも別の新生児遺棄事件が発生していた。トンブリー側のタラートプルー地区にある線路脇のバナナ畑で、黒いビニール袋に包まれた女児の新生児の遺体が発見されたもので、近隣住民のアンさん(58歳)がウッタカート・ソイ3の奥で見つけた。袋の中からは血の付いたシャツも回収されている。警察は防犯カメラの映像確認に加え、近隣の病院に問い合わせを行い、出産記録との照合を通じて関係者の特定を進めている。
タイでは望まない妊娠や経済的困窮を背景とした新生児遺棄事件がたびたび社会問題として報じられている。わずか2日間でバンコク市内から2件の類似事件が相次いだことに、地元メディアやSNS上でも強い関心と懸念の声が上がっている。
出典: Bangkok Post



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