中東の航空会社が運航するタイ行きの旅客便1,000便以上が欠航となり、タイ国内の主要空港に大きな影響が出ている。
タイの玄関口であるバンコクのスワンナプーム国際空港では600便以上が欠航し、最も深刻な打撃を受けた。観光地として日本人にも人気の高いプーケット国際空港でも約400便が運航を取りやめたほか、クラビ空港、チェンマイ空港、バンコクのドンムアン空港でも運航スケジュールに乱れが生じている。
タイは中東諸国からの観光客やビジネス渡航者の主要な渡航先となっており、エミレーツ航空やカタール航空、エティハド航空といった中東系の大手航空会社がバンコクやプーケットへ多数の直行便を運航している。中東地域の地政学的な緊張が高まる中、これらの航空会社が安全上の理由や運航体制の見直しから大規模な欠航を決定したとみられる。
タイ政府は近年、中東や南アジアからの観光客誘致を積極的に進めてきた。2024年にはタイを訪れた外国人観光客が3,500万人を超え、そのうち中東諸国からの渡航者は前年比で大幅に増加していた。今回の大量欠航は、観光収入に依存するタイ経済にとって無視できない影響を及ぼす可能性がある。
また、日本人旅行者の中にもドバイやドーハ経由でタイへ向かうルートを利用する人は少なくない。中東系航空会社の欠航が長期化すれば、日本からタイへの渡航計画にも影響が及ぶ恐れがある。タイ旅行を予定している場合は、利用する航空会社の最新の運航情報を確認し、必要に応じて代替ルートの検討をしておきたい。
タイの空港当局は、欠航による旅客への影響を最小限に抑えるため、振替便や他社便への誘導など対応を急いでいるとしている。
出典: Bangkok Post



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