タイ中部サラブリー県プラプッタバート郡で小型飛行機が墜落する事故が発生し、操縦していたパイロットが重傷を負い、サラブリー病院に緊急搬送された。地元警察が事故原因の究明を進めている。
■事故の概要
墜落したのは軽量の小型機で、プラプッタバート郡内の地上に落下した。周辺住民への被害は現時点では報告されていない。パイロットは意識があるものの重傷とみられ、搬送先のサラブリー病院で治療を受けている。警察と航空当局が合同で現場検証にあたり、機体トラブルや操縦ミスなど、あらゆる可能性を視野に入れて調査を行っている。
■サラブリー県とは
サラブリー県はバンコクの北東約100キロメートルに位置する県で、日本人旅行者にはあまり馴染みがないものの、ひまわり畑の名所やタイ有数の仏教聖地「プラプッタバート(仏足跡寺院)」で知られる。県内にはセメント工場などの産業施設も多く、物流の要衝でもある。周辺には小規模な飛行場や農業用滑走路が点在しており、小型機の離着陸が行われることがある。
■タイにおける小型機事故の背景
タイでは近年、小型飛行機やヘリコプターの墜落事故が散発的に発生している。軍用訓練機の墜落や、農薬散布用の超軽量機の事故などが過去にも報じられてきた。タイ民間航空局(CAAT)は安全基準の強化を進めているが、小型機に関しては機体の老朽化や整備体制の問題が指摘されるケースも少なくない。特に地方部では滑走路の設備が十分でない場所もあり、天候の急変や鳥の衝突といった外的要因も事故リスクを高める一因とされている。
現地警察は今後、フライトレコーダーの解析や目撃者への聞き取り調査を通じて、詳しい事故原因を特定する方針だ。在タイ日本大使館は、現時点でこの事故に日本人が巻き込まれたとの情報はないとしている。続報が入り次第、改めてお伝えする。
出典: Bangkok Post



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