タイ南部クラビで大麻工場を摘発 イスラエル人の男を逮捕

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タイ南部の人気リゾート地クラビ県で、大麻抽出物を違法に製造・販売していたとされる大規模な工場が摘発され、イスラエル国籍の男が逮捕された。

クラビ県警は3月14日、裁判所の捜索令状に基づき、ムアンクラビ郡サイタイ地区にある事業所を複数の捜査機関と合同で捜索した。違法な大麻抽出物の製造・流通に関する情報提供を受けての対応だった。

「キャナゾン社」の名で運営されていたこの施設は、大麻の栽培から加工までを一貫して行える拠点に改装されていた。建物内部では複数の品種の大麻が栽培されており、近代的な抽出設備や生産ラインも確認された。当局は29キログラム以上の大麻抽出物と多数の製造機器を押収した。

現場では、事業主を名乗るイスラエル国籍のモシェ被告(31)が身柄を拘束された。タイの麻薬取締法に基づく容疑で起訴される見通しだ。

捜査当局によると、この事業所は以前からタイ人の名義人を利用して運営されている疑いが持たれており、過去にも査察を受けていた。大麻販売の許可証は60日間の停止処分を受けていたが、調査の結果、処分期間中にも営業を再開し、クラビ県内での対面販売のほかオンラインで全国に製品を販売していた疑いがあるという。

タイでは2022年に大麻が麻薬リストから除外され事実上の合法化が進んだが、抽出物の製造・販売には厳格な許可が必要で、無許可での営業は麻薬取締法違反に問われる。外国人がタイ人名義を使って事業を行う、いわゆる「名義貸し」も外国人事業法で禁じられている。

当局は今回の摘発に関連し、建物や生産設備、銀行口座など合計300万バーツ(約1300万円)以上の資産を差し押さえた。タイ国営放送MCOTプーケット支局の報道によると、金融取引の追跡や関連ネットワークの解明に向けた捜査が続いている。

なお、同時期にはパタヤのジョムティエンビーチ付近でも、無許可で大麻製品を加工・販売していたロシア国籍の男(27)が逮捕されており、タイ各地で外国人による違法大麻ビジネスの取り締まりが強化されている。

出典: Bangkok Post

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