タイ有数の観光地パタヤで外国人観光客が複数人から暴行を受ける衝撃的な動画がSNS上で拡散し、大きな批判を呼んでいる。
2026年3月7日未明、パタヤの繁華街ウォーキングストリート付近で事件は起きた。ウォーキングストリートはバーやクラブが密集するパタヤ最大の歓楽街で、深夜から明け方にかけて多くの外国人観光客でにぎわうことで知られる。
Facebookユーザーの「stang stang」さんが投稿した約3分間の動画には、午前5時ごろ南パタヤで起きた乱闘の一部始終が記録されている。投稿者はタイ語で、被害に遭った男性は酒に酔っていたものの自ら挑発する行為はなく、暴行は一方的なものだったと説明している。
動画では、白いシャツを着た中東系とみられる男性が顔や顎を蹴られて地面に倒れる様子が確認できる。黒いトップスを着た同行の女性が男性をかばおうと割って入ったが、状況はさらに混乱した。現場に居合わせたバイクタクシーの運転手が「やめろ!」と叫びながら仲裁に入ったものの、周囲にいた別の外国人グループとの口論に発展。その後、4〜5人のトランスジェンダー女性のグループが外国人女性に襲いかかり、目に見えるけがを負わせたという。グループは暴行後にその場を立ち去ったが、笑いながら去る姿も映っていた。さらに別の動画では、近くの娯楽施設の警備員とみられる人物が倒れた観光客を蹴ったり踏みつけたりする場面も確認されている。
地元メディアの記者が同日中に現場を取材に訪れたが、該当する娯楽施設は閉鎖されており、周辺住民も前夜の事件を把握していなかった。動画の投稿者への取材も試みたが、連絡は取れていないという。
管轄のムアンパタヤ警察署は事件を認知し、現在捜査を進めていることを明らかにした。最新の情報では、被害に遭った外国人カップルは正式な被害届を提出しておらず、警察は証拠や情報を持つ人に協力を呼びかけている。
パタヤでは近年、観光客を狙ったトラブルや暴行事件がたびたび報告されており、タイ政府が推進する観光立国政策への影響を懸念する声も上がっている。日本人観光客にも人気の高いエリアだけに、深夜帯の繁華街では十分な注意が必要だ。
出典: Bangkok Post



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