2026年3月6日午後4時ごろ、タイ中部チャチョンサオ県バンポー郡にあるシンナー(塗料用溶剤)などの可燃性化学物質を扱う工場「カーゴ・ケミカル社」で大規模な火災が発生した。チャチョンサオ県はバンコクの東約80キロに位置し、工業団地が集まるタイ東部経済回廊(EEC)の一角として知られる地域。
■黒煙と爆発が繰り返し発生
火災は急速に拡大し、上空には濃い黒煙が立ち上った。現場では繰り返し大きな爆発音が確認され、消火活動は難航している。当局によると、工場の第2棟に作業員が取り残されている可能性があるが、猛烈な熱と急速に広がる炎のため、救助隊はまだ到達できていないという。
■住民が爆発の瞬間を証言
近くの親戚宅に滞在していた地元住民のユピン・サプムールさん(48)は「大きな爆発音が聞こえて炎が一気に広がるのが見えた。慌てて家から飛び出した」と当時の状況を振り返った。
■消防隊が延焼防止に全力
近隣地区から消防隊と給水車が集結し、隣接する建物への延焼を防ぐため周辺施設の冷却作業に注力している。当局は緊急車両の通行を確保するため、現場周辺の道路利用を控えるよう住民に呼びかけた。火災の原因や詳しい被害状況は鎮火後に調査される見通し。タイでは近年、化学工場の安全管理体制をめぐる議論が高まっており、今回の事故も改めて注目を集めそうだ。
出典: Bangkok Post



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