ワットプラケオ(エメラルド寺院)
Wat Phra Kaew / Temple of the Emerald Buddha ── バンコク・プラナコーン区
最終更新:2026年3月

基本データ
| 正式名称 | ワット・プラシーラッタナサーサダーラーム Wat Phra Sri Rattana Satsadaram |
|---|---|
| 通称 | ワットプラケオ、エメラルド寺院 |
| 所在地 | Na Phra Lan Road, Phra Borom Maha Rajawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 |
| 開館時間 | 8:30〜15:30(最終入場) ※敷地は16:30頃まで開放 |
| 入場料 | 外国人 500バーツ(身長120cm以下の子ども無料) |
| チケットに含まれるもの | ワットプラケオ、王宮(グランドパレス)、シリキット王妃テキスタイル博物館 |
| オーディオガイド | 100バーツ(英語・日本語・中国語ほか対応) |
| 所要時間目安 | 2〜3時間 |
| 休館日 | 原則なし。王室行事により一部または全体閉鎖の場合あり |
| 公式情報 | The Grand Palace 公式サイト |
所在地・地図
アクセス
入口はナープララーン通り(北側)のウィセート・チャイ・シー門の1カ所のみ。
MRT
ブルーライン「サナームチャイ駅」下車、徒歩約10分。
BTS+船
シーロム線サパーンタクシン駅(S6)→ チャオプラヤー・エクスプレスボート → ター・チャーン船着場(N9)下船、徒歩約5分。
タクシー / Grab
市内中心部から約15〜30分(交通状況による)。日中は王宮周辺が渋滞しやすい。
路線バス
王宮前を通過する路線:1, 3, 9, 15, 25, 32, 44, 47, 53, 82番ほか。
服装規定
タイ最高格式の王室寺院のため、入口で服装チェックが実施される。以下の服装では入場を拒否される場合がある。
- タンクトップ、キャミソール、ノースリーブ
- ショートパンツ、ミニスカート
- ダメージジーンズ(穴あきパンツ)
- タイトすぎる服装、透ける素材の服
- ビーチサンダル
肩とひざが隠れる服装が基本。入口付近に巻きスカート等の貸出所(有料・デポジット制)あり。
撮影ルール
寺院敷地内の屋外での写真撮影は可。ただし、エメラルド仏が安置されている本堂内は撮影禁止。禁止エリアにはカメラにバツ印のマークが掲示されている。
歴史
1782年、チャクリー王朝初代国王ラーマ1世がトンブリーからバンコクへ遷都した際、新王宮(グランドパレス)の敷地内に王室守護寺院として建立。1784年完成。タイで最も格式の高い仏教寺院とされる。
建立の主目的はエメラルド仏の安置。この仏像は1434年にチェンライの寺院で落雷により漆喰の中から発見され、その後ランパーン、チェンマイ、ラオス(ルアンパバーン、ビエンチャン)を経て、ラーマ1世の治世にバンコクへ移された。ラオスでの安置期間は約200年以上に及ぶ。
以後、歴代国王が増改築を実施。ラーマ3世による本堂の大規模改修、ラーマ4世によるプラ・シー・ラタナー・チェーディーの建立、ラーマ5世・7世・9世による修復が行われている。
主な建造物
本堂(ウボーソット)
敷地内最大の建物。ラーマ1世が建立、ラーマ3世が改修。48本の柱で構成され、内壁には仏教の三界を描いた壁画がある。エメラルド仏はここに安置されている。入堂は土足厳禁。
エメラルド仏(プラケオモーラコット)
高さ約66cm、幅約48cmの翡翠(ヒスイ)製仏像。瞑想のポーズをとる。タイの3つの季節(暑季・雨季・乾季)に合わせて年3回、国王自らの手で衣替えが行われる。国王以外が仏像に触れることは許されていない。
| 季節 | 衣替え時期 | 衣装 | 制作を命じた王 |
|---|---|---|---|
| 暑季 | 4月頃 | ダイヤモンド散りばめの金色衣装 | ラーマ1世 |
| 雨季 | 8月頃 | 金メッキ製の僧侶衣装 | ラーマ1世 |
| 乾季 | 12月頃 | 金合金製の衣装 | ラーマ3世 |
回廊壁画(ラーマキエン物語)
本堂を囲む回廊に、インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をタイ式にアレンジした「ラーマキエン物語」の壁画全178枚が描かれている。全長約1,900m。
プラ・シー・ラタナー・チェーディー
ラーマ4世が建立。スリランカ様式の黄金仏塔。仏舎利(仏陀の遺骨)が納められている。アユタヤのワット・プラ・シー・サンペットを模したとされる。
プラ・モンドップ(経蔵)
ラーマ1世が建立。仏典の原本を収蔵するタイ様式の塔。内部非公開。
プラサート・プラ・テープ・ビドン(王室パンテオン)
ラーマ4世が建立。タイ様式の基部にクメール様式の塔を載せた折衷建築。内部にラーマ1世〜9世の彫像を安置。通常非公開。チャクリー王朝記念日(4月6日)、ソンクラーン(4月13〜15日)、戴冠記念日(5月4日)、チュラロンコーン大王記念日(10月23日)、父の日(12月5日)の計7日間のみ特別公開。
アンコールワットの模型
ラーマ4世の命により制作。カンボジアのアンコールワットを精巧に再現した縮小模型。
敷地内の構成
王宮敷地は大きく「寺院エリア」と「宮殿エリア」に分かれる。一般的な見学順路は寺院エリアを先に回り、その後宮殿エリアへ移動する形になる。宮殿エリアから寺院エリアへの逆戻りは不可。
周辺の主な観光施設
| 施設 | ワットプラケオからの距離 | 備考 |
|---|---|---|
| ワットポー(涅槃仏寺院) | 南へ約700m(徒歩約10分) | バンコク三大寺院の一つ。タイ古式マッサージの総本山。 |
| ワットアルン(暁の寺) | チャオプラヤー川対岸(渡し舟で約5分) | バンコク三大寺院の一つ。ター・ティアン船着場から乗船。 |
| ター・マハラート | 北西へ約300m | 川沿いのフードコート・商業施設。 |
| 国立博物館 | 北西へ約800m(徒歩約12分) | 東南アジア最大規模の博物館。 |
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この記事は「基本情報(データベース)」です。現地取材に基づくレポート記事は別途公開予定です。
情報ソース:The Grand Palace公式サイト、タイ国政府観光庁、BKK Tours、各種現地ガイド情報(2026年3月時点)
