タイで行われた結婚式の最中に、ケーブルが新郎の首に絡まるという衝撃的な事故が発生し、原因を作ったとされる人物に対して告訴が行われた。
タイでは結婚式の際、華やかな装飾や照明、音響設備を屋外に設置するケースが多い。特に地方部では寺院や自宅の敷地内に仮設のステージや照明を組み、盛大な披露宴を開くのが一般的だ。こうした仮設設備では電気ケーブルや配線の管理がずさんになることも少なくなく、過去にも感電事故や転倒事故が報告されている。
今回の事故では、式の進行中にケーブルが垂れ下がり、新郎の首に絡まった。幸い命に別状はなかったとみられるが、新郎側はケーブルの設置や管理に責任がある人物を特定し、刑事告訴に踏み切った。タイの刑法では、過失により他人の身体に危害を加えた場合、過失傷害罪として処罰の対象となる可能性がある。
タイでは近年、イベント会場の安全管理をめぐる問題が社会的な関心を集めている。2024年にもバンコク近郊のナイトクラブで火災が発生し、安全基準の不備が批判を浴びた。結婚式のような私的な催しでも、設備の設置業者や会場管理者の責任が問われるケースが増えており、今回の告訴もそうした流れの中にある。
タイの結婚式は日本と異なり、数百人規模の招待客を迎えることも珍しくない。大規模な音響・照明設備が必要となるため、専門業者に依頼するのが通例だが、コスト削減のために無資格の業者や知人に設営を任せるケースもあり、安全面でのリスクが指摘されてきた。今回の事故を受け、タイのSNS上では結婚式の安全管理を見直すべきだとの声が広がっている。
出典: Bangkok Post



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