タイ有数のリゾート地パタヤで発生した金庫強盗事件で、チョンブリ県警察は容疑者4人全員の身柄を確保したと発表した。被害額は約200万バーツ(日本円で約830万円相当)にのぼる。
事件が起きたのは2月26日。チョンブリ県バンラムン郡ノンプルー地区の住宅団地で金庫が荒らされ、現金や貴重品が奪われた。ノンプルー地区はパタヤ市街地に隣接する住宅エリアで、近年は外国人居住者も多い地域として知られている。
通報を受けたパタヤ・ノンプルー警察署は、第2管区捜査官やチョンブリ県警察、出入国管理警察と合同で大規模な捜索を開始。事件からわずか2日後の2月28日夕方までに、英国籍の容疑者3人の身柄を拘束した。パタヤ地方裁判所は3人に対し「共同強盗罪」の逮捕状を発行し、3月2日に初回の勾留請求のため裁判所へ送致された。
そして3月3日午後5時、捜査当局は事件の中心人物とされる最後の容疑者、英国人のブランドン・テイラー・ギャレット被告(26)を逮捕したと発表した。パタヤ地方裁判所が2月28日付で発行した逮捕状には「武器を使用した共同強盗および車両を用いた犯行、財産の運搬または逮捕逃避」の容疑が記載されていた。
ギャレット被告はバンラムン郡ノンプラライ地区の賃貸住宅で逮捕された。逮捕時、同被告はすべての容疑を否認し、被害者や先に逮捕された3人とも面識がないと主張した。しかし警察は賃貸住宅の家宅捜索で事件に関連する重要な物品を押収。鑑識官が現場検証を行い、指紋やDNAも採取して証拠固めを進めている。
なお、逮捕された4人全員が容疑を否認し続けているが、捜査当局は有力な物的証拠を握っていると自信を見せる。特に決め手とされるのが、パタヤ南部のジョムティエン地区で撮影された防犯カメラの映像だ。事件後に4人が同じエレベーターやアパート周辺で一緒にいる様子がはっきりと記録されているという。さらに犯行時に着用していたとみられる衣服も証拠として押収された。
警察によると、4人の容疑者はいずれも被害者の親しい友人だったという。知人関係を利用した犯行とみられ、捜査当局は全容疑者の否認にもかかわらず、映像や物証を軸に立件を進める方針だ。
パタヤはバンコクから車で約2時間の距離にあるタイ屈指の観光都市で、欧米人を中心に多くの外国人が長期滞在している。外国人同士のトラブルや犯罪も少なくなく、今回の事件もそうした在住外国人コミュニティ内で起きた犯行として注目を集めている。
出典: Bangkok Post



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