タイ南部の人気リゾート地プーケットの射撃場で3月18日夕方、中国人観光客の女性が従業員の銃の暴発により顔を撃たれ、病院に搬送される事故が起きた。
■射撃体験後の記念撮影中に被弾
事故があったのは、プーケット県カトゥー郡にある射撃場。動物テーマパーク「タイガーキングダム」の向かいに位置する施設で、外国人観光客向けに実弾射撃の体験を提供している。
被害に遭ったのは中国籍の李麗さん(52歳)。友人とともに射撃場を訪れ、従業員の指導のもとで射撃体験を楽しんだ後、射撃レーンの前で記念撮影をしていた。その後、迎えのタクシー運転手が李麗さんの顔の異変に気づき、スタッフに通報。射撃場の従業員とタクシー運転手が李麗さんをパトン病院へ搬送した後、さらにワチラ・プーケット病院へ移送された。
医師の診察で、李麗さんの右頬に9ミリ弾が埋まっていることが確認された。幸い意識はあり、医療スタッフが傷の処置にあたった。
■原因は従業員の銃の不注意な取り扱い
カトゥー警察の調べによると、射撃場従業員のハーと名乗る男(28歳)が射撃エリアから約20メートル離れたスタッフルームの外で、個人所有の銃を点検していた際、薬室に弾丸が残っていることを失念。銃が暴発し、弾丸が木製の壁とガラスドアを貫通して、射撃レーン付近にいた李麗さんの顔に命中したという。
現地メディア「プーケット・タイムズ」によると、警察はハー被告を過失による重傷害および銃火器・弾薬の不法所持の容疑で拘束し、法的手続きを進めている。
タイでは観光客向けの実弾射撃場が各地にあり、特にプーケットやパタヤなどのリゾート地で人気を集めている。しかし安全管理のずさんさがかねてから指摘されており、今回の事故を受けて改めて安全対策の見直しを求める声が上がりそうだ。
■別の射撃場でも死亡事案が発生
また同時期には、バンコク近郊パトゥムターニー県クローンルアンの射撃場で、中国人観光客の男性(43歳)が銃で自らを撃ったとみられる状態で死亡する事案も発生している。警察は遺体のそばで9ミリ口径の銃を発見しており、詳しい経緯を調べている。タイの射撃場をめぐる安全管理体制が改めて問われる事態となっている。
出典: Bangkok Post



コメント