タイ政府が違法サイト43万件超を一斉閉鎖 オンライン賭博を徹底排除

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タイ政府は、わずか5か月間で43万7,000件以上の違法URLをブロックしたと発表した。取り締まりの主な標的となったのは、タイ国内で急速に拡大するオンラインギャンブルサイトだ。

タイでは仏教の教えに基づき、公営の宝くじや一部の競馬を除いてギャンブルは原則として違法とされている。しかし近年、スマートフォンの普及とSNSの浸透により、違法なオンライン賭博サイトが爆発的に増加。特に若年層への浸透が深刻な社会問題となっており、多重債務や詐欺被害の温床にもなっていた。

タイ政府はデジタル経済社会省(DES)を中心に、王立タイ警察のサイバー犯罪捜査局や国家放送通信委員会(NBTC)と連携して大規模な一斉摘発に踏み切った。対象はオンラインカジノやスポーツ賭博のほか、違法な金融取引や詐欺に関連するサイトも含まれるとみられる。

タイではオンライン詐欺の被害額が年間数百億バーツ規模に上るとされ、政府は2024年以降、サイバー犯罪対策を国家的な優先課題に位置づけている。違法サイトの運営者には海外拠点のグループも多く、ミャンマーやカンボジアの国境地帯に拠点を置く犯罪組織との関連も指摘されている。

今回の取り締まりは過去最大規模とみられ、タイ政府がデジタル空間の秩序回復に本腰を入れている姿勢がうかがえる。一方で、VPNを利用したアクセスやミラーサイトの乱立など、いたちごっこの側面もあり、今後は技術的な対策の強化に加え、近隣諸国との国際連携が一層求められる状況だ。

タイに滞在する日本人にとっても、違法サイトへの不用意なアクセスは法的リスクを伴うため、注意が必要だ。タイの賭博法に違反した場合、外国人であっても逮捕・罰金の対象となる。

出典: Bangkok Post

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