
タイ中部ペッチャブリー県で、考古学チームが貴重な古代遺跡を調査中に、重要な発見をもたらした。バンラート郡の田んぼから約1500~2000年前のものと推定される青銅鼓とともに、古代の人骨が発掘されたのだ。
発掘を指揮したカニカ・プレムジャイさんらの調査によると、地表から約120センチの深さで人骨片が見つかり、その周辺からは青銅器や土器が散在していたという。遺跡周辺には、タイの古代王国・ドヴァラヴァティ時代を示す遺物も出土している。
タイの考古学界では、青銅鼓は古代社会で権力を象徴する極めて重要な遺物とされている。今回の埋葬状況から、ここに埋葬された人物が共同体の指導者など相応の地位にあったことが強く示唆される。特に、少なくとも7点の土器が副葬品として確認されたことは、故人が高い地位と富を持っていたことの有力な証拠となっている。
専門家らによると、遺体周辺に配置された青銅器の一部は遺体の上に置かれ、他は身に着けられていた可能性があり、死後間もない時期に埋葬されたと考えられている。詳細な年代特定に向けた分析調査が進められており、先史時代後期とドヴァラヴァティ時代のどちらに該当するかについても、専門家による検証が続いている。
この発掘には、ペッチャブリー・ラジャバット大学など複数の機関が協力。地元の行政組織や住民との連携も、遺跡保全の重要な要素となっている。
出典: Bangkok Post



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