タイ東北部ナコンラチャシマ県のコンドミニアムで、一室に置かれていた重さ約250キログラムの大型金庫が忽然と消える窃盗事件が発生し、現地で大きな話題となっている。ナコンラチャシマはタイ東北部最大の都市で、バンコクから北東へ約250キロに位置する主要都市だ。
被害に遭ったのは、タイのSNSインフルエンサーとして知られる「モッド・オイ」さん。3月16日にFacebookで被害を公表し、高さ128センチ・重さ約250キロの金庫が何者かに持ち去られたと訴えた。金庫の中には重量35バーツ分の金の延べ棒のほか、お守りや宝飾品などの貴重品が入っており、被害総額は300万バーツ(日本円で約1300万円)以上に上るとみられている。なお、タイでは金の重量を独自の単位「バーツ」で表し、1バーツは約15.2グラムにあたる。
モッド・オイさんのコンドミニアムは800戸以上が入居する大型物件で、各フロアにはキーカードによる入退室管理システムが導入され、建物内には複数の防犯カメラも設置されていた。にもかかわらず、犯人は250キロもの金庫を運び出すことに成功しており、セキュリティ体制の信頼性に疑問の声が上がっている。
モッド・オイさんは「犯人がどうやって金庫の存在や私の不在を知ったのか」と不安を訴え、「この事件は自分だけの問題ではなく、同じマンションに住むすべての住民の安全に関わる」と警鐘を鳴らした。
ナコンラチャシマ県警は本件を窃盗事件として捜査を開始し、現場検証と防犯カメラ映像の解析を進めている。複数の目撃者からも聴取を行っており、容疑者の特定を急いでいるという。当局は鑑識の結果を待ちつつ、引き続き捜査を続ける方針だ。
タイではコンドミニアムのセキュリティに対する住民の関心が高まっており、今回の事件は在タイ日本人の間でも防犯意識を見直すきっかけとなりそうだ。
出典: Bangkok Post



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