タイでオンライン詐欺が急増 投資詐欺の被害額は週1.4億バーツ超

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タイでオンライン詐欺の被害が再び拡大している。タイ警察のジラブップ・ブリデジ副長官(中将)は月曜日の会見で、3月1日から7日までの1週間に届けられたオンライン詐欺の被害申告件数が7,682件に上り、前週の7,344件から約4%増加したと発表した。前の週も611件増えており、3週連続で右肩上がりの状況だ。

一方、被害申告額は前週比5.6%減の4億3,386万バーツ(約19億円)だった。件数で最も多かったのは商品やサービスの偽販売で5,244件。被害額が最大だったのは投資詐欺で、1億4,660万バーツ(約6.4億円)と前週の1億1,430万バーツから大幅に増えた。次いで求人詐欺による被害が1億1,480万バーツ(約5億円)に上った。

ジラブップ副長官は、投資話を持ちかけられた際にはタイ証券取引委員会(SEC)が提供する公式アプリ「SEC Check First」で、その会社や担当者が正規の認可を受けているかどうか確認するよう呼びかけた。SEC Check Firstには認可済みの投資会社やその幹部、コンサルタントの情報が登録されており、誰でも無料で利用できる。

また、過去1週間の被害者は31〜40歳が最多で、男性よりも女性の割合が多かったという。警察は同じ週に詐欺師の口座へ送金された28億9,000万バーツ(約126億円)を差し止め、8件の事件で容疑者を逮捕した。

ジラブップ副長官は具体的な事例として、46歳の男性が投資話に乗せられ計1,384万バーツ(約6,000万円)を振り込んだ被害を紹介した。月曜日にはおよそ30人の被害者が中央捜査局(CIB)を訪れ、投資詐欺の被害届を提出した。タイでは近年、SNSや通信アプリを使った巧妙なオンライン詐欺が社会問題化しており、在タイ日本人も被害に遭うケースが報告されている。

被害者グループを率いる活動家のタンクン・ジットイサラさんによると、ある女優と結婚した実業家が3月1日、2種類の仮想通貨への投資を勧誘し、500%の利回りを約束した。しかし約束の支払期日を過ぎても利回りどころか元本すら引き出せず、被害総額は13億7,000万バーツ(約60億円)に達したという。

タンクンさんによれば、この実業家には昨年、公的詐欺罪で逮捕状が出されたが、発付時点ですでにアラブ首長国連邦(UAE)へ逃亡していたとのことだ。タイとUAEの間には犯罪人引渡し条約が締結されておらず、身柄の確保は難航する可能性がある。

出典: Bangkok Post

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